2004.12.29
安田裕美

(会場探しの話)

セミナー会場を探すよう、依頼を頂いた。

会場の当てがある程度決まらないと全く先に進まない。
今までろくなセミナーに参加したことがなく、教室形式の講義しか受けたことがなかった。
どうしよう。。。困ったときはインターネット、ということでとにかく検索。会議室検索用のHPを発見し、地域、価格を問わず片っ端から見てコピー&ペースト。そのため最初のレポートはまったく見やすいものではなかった。

次のステップとして、やっと見やすいものを作らなきゃいけない、と気がついた。
というか、やっとまとめることができるくらいの情報が集まった。エクセルで表を作成し、報告。下見をするための情報として、比較・決断することができるようになった。

そこでやっと下見。
事前に連絡し、説明などを受けることができるように手配した。
ただそこで不安に思ったのが、塚原さん、工藤さんに付き合っていただいた時に満足できる会場かどうか。ネットで見ただけの情報で、二人を動かしてしまっていいのだろうかということ。不安でいっぱいだった。

一件目、会場の雰囲気、設備は申し分ないものの、駅からの徒歩、および場所のイメージが今ひとつといった感じだった。

二件目、銀座という場所柄、イメージはOK。ただ、駅からの誘導が困難ということ、あまりにも教室タイプであること、それから縦長のため教壇からの距離感があるということがネックとなる。
また、塚原さんいわく、教室入り口が教室の前方であるため後から入る人が入りづらいということもある。

やっぱり教室選びは奥が深い。また、見てみないとわからないことも沢山あることがわかった。

ゲストがあれだけ素晴らしい人なのだから、それに合わせたいい会場を見つけよう、という工藤さんの言葉はすごく響いた。だからその分、いい会場が見つからなかったらどうしようという不安がますます大きくなった。

三件目、新宿会場。
駅からは多少歩くものの会場の雰囲気、設備などは申し分ない。
3人一致で満足でき、やったーという感じ。ほんとにうれしかった。

ただ、それだけでは終わらなかった。
2次会の場所だ。来ていただいた方に少しでも満足度を高め、ファンになって頂くためには2次会の場所も気が抜けない。
セミナー会場から近いこと、予算が合うこと、好みの分かれる分野でないこと、などさまざまな要因を満たす会場を探すため、3人でかなり歩き回った。
新宿という場所柄、店はかなりの数があるものの、なかなかぴたっとくる店は見つからなかった。とり合えずいくつかの候補店をリストアップし、来てくれたお客様に合わせて、リストアップした店舗の中でローテーションをすることにした。

セミナーの評価を左右するともいえる会場。

正直、こんなにいろいろなことを考慮しなければいけないとは思わなかったし、こんなに難しいことだとは思わなかった。でも、いい会場が見つかった。
とりあえず1つのステップをクリアしたことで、セミナーのイメージもできるようになった。あとはその中身を構成するだけ、魅力のあるセミナーをつくりあげるだけだ。
ヒューマンリスペクトとしての最初の事業。ぜひとも成功させたいと思う。

(ヒアリングの話)

たまプラーザの駅を降りた。
朝からの雪はまだ降り止まず、手足が冷え切っていた。
駅から10分ほど乗ったバスを降りたとき、かなり田舎チックなイメージ。でも店の周辺は所得の高そうな住宅が立ち並んでいた。
少し歩くと、明るくいい感じの店舗が見えてきた。あそこかな?
確かに周りには他の店舗はまったくと言っていいほどない。駐車場も10台ほどしか止められない。近くで見ても、取り立てて店がすごくいいという印象は受けなかった。
どうしてそんなに流行るのだろう。

店に入ったとき、やはり流行っているだけあって店員がすごく多く感じた。
店内はあまり広くないが、おいしいパンのにおいと活気のある挨拶、そして店の中に並んだ沢山のパンが出迎えてくれた。
印象に残ったのは、厨房の床がとてもきれいだったこと。ここに全てが表れているような気がした。

山本社長と名刺交換。
第一印象は、ひげを生やしているのにさわやかなイメージとどこか愛嬌のある目(少し失礼ですね、すみません)。年齢は私と同世代に見える。生き生き生きている方は年齢も若くなるのかもしれない。と思った。

厨房の一角でインタビュー。
塚原さんとほんとに視線を合わせて話されていた。
話の中で興味深かったのは、特に昔から独立心があったわけではなかったこと。
え、そうなんだ。
ものすごく企業家精神に溢れたタイプかと思っていたので、意外に感じた。また、家族構成もサラリーマン家庭に育っていて、特に何か特別な幼少時代を過ごしたということもないようだ。
ただ、やはり違うのは意志の強さ。自分への厳しさ。それに尽きると思う。
一つ一つのことを真剣に考えそれを実行していく姿勢は、その点に基づいているに違いない。

「自分の映画を作って、期限を作って、それを自分に課す。」

という言葉は、そのように人生に取り組んできた社長ならではのものなのだろう。また、それを実行するために自らにリスクを背負わせ、自分を追い詰めるという厳しさに感服した。
明確なビジョンを持ち、それを逆算して日々の取り組みに落としていき、そして夢を実現する。
そんな生き方を自分もできるだろうか。
自分に向き合ういい機会になったと思う。

また、これはあまり事前知識がなかったのだが、「人」を重視していることに興味を感じた。
そのための対策としての日々の握手、両親との面接などを行っているという。とても驚いたと同時にもっともっとその中身を知りたいと思った。また、何故そのように思うようになったのかを深堀りする意義があるのではないかと思った。
一般的には、そのような話を会社に持ち込むと抵抗を感じるものである。でも、山本社長なら抵抗なく導入できるのかもしれない。
また、単に他者からの受け売りではなく、社長が自分で気づいて、そして自分が作り上げた哲学によるものであるからこそ、社員の一人一人に受け入れられるのかもしれない。そして、従業員の生き生き感につながっているのかもしれない。

こういった話を直接聞けるだけでも、とても価値のあるものだし、是非沢山の人にうまく伝えたいと思う。とても疲れたけれど、でも本当に意義のあるいい一日だったと思う。




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