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この問題が解決すれば・・・
そう思って対策を打ったとたん、次の問題が発生していませんか!?
経営革新において、「問題を一つずつ解決していく」という手法は本当に有効でしょうか?
一つ問題を解決すると、新たな問題が発生したり、他の問題点が浮かび上がってくる。こんな経験はありませんか?
このような問題解決型の経営革新の最大の欠点は、進むべき方向が分からないことです。全体像を描かずに部分的に問題解決にあたっているため、全体での整合性がとれず、次々に問題が発生します。このような問題解決を「部分最適」の問題解決といいます。
<部分最適の問題解決手法> |
<ヒューマン・リスペクトの手法> |
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「部分最適」を御理解いただくために、単純なモデルで考えてみましょう。
とある会社では事業部制が採用されています。
新しく派遣されてきたA事業部長は、事業部内の仕事を一通り把握し考えました。
「A事業部でこなしている仕事のうち一部のものは、B事業部がやるべきものではないか。B事業部でやってもらったほうが、他の仕事との連携もとれていいはずだ。今は本部の命令でこの仕事をやっているけれど、これがなければA事業部はもっと成績を上げられる」。
そこで、A事業部長は本部に申し入れをして、B事業部へ仕事を移管してもらうよう頼みます。本部はA事業部長の言うことはもっともだと思い、仕事をB事業部に移管させます。
ところが.・・・・・
もともと手一杯に仕事を抱えているB事業部は、今までA事業部がこなしてくれていた仕事を移管された影響で、従業員が大幅に残業をしなくてはならなくなりました。「本来、自分達の仕事だからしかたがない」とB事業部長も思い、従業員にも事情を説明し、とにかく気合いで仕事をこなしていました。
ところが次第に社員は元気を失い、休みや遅刻が増えるようになります。遅くまで残業しているのだからと、遅刻も横行するようになり、B事業部長もそれについて厳しく注意ができません。
こうして、B事業部は次第に規律を失い、乱れた風土がはびこるようになるのです。
結果、B事業部の成績は大幅に下降し、会社全体に大きな悪影響を与えたのです。
これは、「部分最適」を追求したために、起きた事態です。
ヒューマン・リスペクトでは「部分最適」の問題解決に対し、全社的なありたい姿(あるべき姿)を描き、それを追求する「全体最適」の経営革新をお勧めいたします。
「全体最適」の経営革新においては、問題点を抽出するのではなく「ありたい姿」をまず描き、次に自社の現状を認識します。現状と「ありたい姿」の差(ギャップ)を埋めるための方策をプロセス重視で生み出し、実施することによって、自社の進むべき方向性をしっかりと認識した経営革新が行えます。
方策をプロセス重視で生み出すという概念は非常に難しいもので、簡単には説明しきれませんが、以下のように理解してください。
たとえば、経営者は「社員がお客さまにいつでもにこやかに挨拶するようにしたい」と考えているとします。
社員に「お客さまににこやかに挨拶しろ」と社長が言えば、社員はやるかもしれません。
けれど、おそらくは表面的なものでしょう。
このような方策(解決策)の導入方法はコンテンツ重視になっています。
「にこやかな挨拶」というコンテンツ(具体的方策)だけが重視され、コンテンツを生み出すプロセス(過程)は無視されています。
一方、社員がなんらかの気づきを得て、「やっぱり、お客さまへのにこやかな挨拶が大事なんだよな〜」と心から思ったとすれば、どうでしょう。もちろん、継続的に本格的に挨拶は行われるようになります。
このような社員の気づきは、一般的には研修などをとおして得られると考えられていますが、実は経営陣が計画的に「気づきの場」を設定することで得られることのほうが多いと、ヒューマン・リスペクトでは考えています。
「気づきの場」はミーティングであったり、経営者との対話であったりします。思いもしないような小さなことの積み重ねが、実は大切というケースが多いのです。
「気づき」を生み、気づきによってコンテンツを生み出すという「プロセス重視」型の経営革新でなければ、本当の経営革新は実施できないのです。
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